「香ばしいって何ですか?」
さて皆さん、子ども達に聞かれたら、どんな風に説明しましょうか・・・?
今回のレッスンは「チヂミ」。
ごま油で生地を焼いていくのですが、
私がうっかり
「あぁ~香ばしくて良いにおい~♪」
なんて言っちゃったものですから、
みんなの目の前に???マークがいっぱい浮かび始めました。
↑ごま油のよい香りが漂います・・・
「香ばしい」とは、国語辞典上で
「食べ物のこんがり焼けたときのよいにおい」を指します。
が、んー、子ども達にはそれだけではなんだか不十分な回答な気がしまして、
「焼きトウモロコシの焼いた時のにおい!
せんべいが焼けた時のにおい!とか、
ほら、こんな感じの匂い、挙げてみて!!」
と、他にもどんなものがあるか、チヂミを焼いている間、ずっと言い合っていました。
ゴマをすり鉢で擦った時・・・、
コーヒー屋さんでコーヒー豆の匂いがした時・・・
ん~他には?他には??・・・・・・・・
なんだか子ども達もぱっとしないままチヂミは完成してしまいまして、
↑「いただきまーす♪」
結論、
「チヂミのおこげが美味しい!」
と子ども達が猛スピードで食べていたので、
「そう、そのおこげもごま油でチヂミがカリッと焼けて美味しいよね、
それが香ばしいっていう感覚ね!!」
という事を伝え、
一見は百聞に聞かず、という言葉があるように
いくら国語辞典をひっぱり出しても意味はなくて
実際に食べることで、
子ども達もうなずきながら
「こうばしい・・・か」
とつぶやいていました。
また、香ばしいにおいのする食材を使ったレッスンの日には、
「香ばしい」について激論しよう、
そう心に誓いました。
おしまい!